卒業アルバムの写真撮影のためだけに
2時間30分の道のりをかけて登校。

撮影時間1分。むなしい。
しかも、笑っている顔や普通にしている顔を
撮るのに「う〜ん 笑わない方がいいね」と
言われ、私だけ同じ表情でパシャ そういう
何気ない一言が突き刺さるんですけど。
(とか言ってるうちは大丈夫なんだろうけど)
普通、笑顔の方がイイ顔するもんなのに。

大学をぶらぶらしていると、火曜の授業の教授と
会ったので、しばしお話を楽しむ。

前回の授業で佐藤春夫の「指紋」をやったのだが
この主人公が狂っているのか、狂っていないのか
明瞭な答えが出ないそうだ。そんなことを
おっしゃられてもねぇー。

このお話は狂人こそ、自分のことを
「狂ってない」と言い張って厄介なことを
延々と説くのだが、最後の最後で、主人公までも
「自分は狂ってない」と言う深いふか〜い話だった。
しかも、ジャンルは探偵小説だから興味深い。

教授は「本当に狂ってない人も疑われたら
狂ってないと言う」ことがひっかかって
この主人公が、狂人かどうか、わからないらしい。

 狂っているというのは
  他人からの評価であり
   当の本人にとっては何か1つのことを
    ただひたすら追求したに過ぎない    

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